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伝統刺しゅうを教えてくれたおばあちゃんとの出会い

手づくり作家さんめぐり注目の記事

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前回に引き続き、谷崎聖子さんへトランシルヴァニアの伝統刺しゅうについてお話をうかがいました。谷崎さんをトランシルヴァニアのカロタセグ地方へと駆り立てるのは、手芸の美しさもさることながら、魅力的なおばあちゃんとの出会いでもあるそうです。今回は、そんなおばあちゃんとの素敵なエピソードを中心にお聞きしてみました。

村いちばんの美しい部屋を持つカティおばあちゃん

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谷崎さんに作り方を教えてくれたボクレータ名人のカティおばあちゃんのおうちには、宝物のような手仕事の数々があふれています。それはカロタセグの伝統文化そのもの。生まれてからずっと手づくりの服をまとい、伝統の色や模様、習慣など、暮らしのすべてが刺しゅうとつながっています。

ブジおばあちゃんは村で最後のイーラーショシュの図案描き

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谷崎さんにトランシルヴァニアの伝統刺しゅうイーラーショシュへの認識を深めてくれたのがブジおばあちゃん。頭の回転が速く、しっかりもののおばあちゃんは、村中の図案を集めて残し、自らも図案を描くことによってその文化をつないできました。

おばあちゃんたちにとって刺しゅうは人生そのもの

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昔は、刺しゅうすることは女性の大切な仕事。嫁入り道具のベッドカバーからクロスや衣装まですべて自分の手で作っていました。今もそのなごりなのか、トランシルヴァニアでは、家の軒先や道端で針仕事をしているおばあちゃんたちをたくさん見かけるそうです。

貴族文化とはちがう、農村部ならではの手のぬくもりを

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トランシルヴァニアは、西欧文化の影響を受けつつ、農村部の独自の文化を築いてきました。洗練されていないけど、力強く、生活の匂いを伝えるフォークアートは、各地で多種多様な民族衣装や手仕事として今も息づいています。

谷崎さんの夢は、伝統刺しゅうを次の世代へつなぐこと

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伝統刺しゅうを研究している間に出会った人や技術、素材を、できるだけ記録したり、つなげたり、再生させてきた谷崎さん。彼女の夢は、おばあちゃんたちの知恵や技術を今に伝えて、学べるようにすること。本の出版もその活動のひとつ。最近では、テレビ取材で大きな反響を呼んだそうです。

次回は谷崎さんが現在家族でお住まいになっている、トランシルヴァニア・セーケイ地方での暮らしをご紹介します。谷崎さんとのコラボ商品はこちらからチェックしてみてくださいね。

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この記事に関するキーワード:谷崎聖子,ボクレータ,イーラーショシュ,刺しゅう,作家

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