商品のこだわりウラ話/第4回 男にとっても かわいいもの?
こんにちは。今日はフェリシモの雑貨ブランド『kraso[クラソ]』からのリレーブログをお届けします。その名も「男にとっても かわいいもの?」。そのシリーズ第4回として、「ほぼ日刊イトイ新聞」の山下さんと、ライターの山村さんによる、“男の目から見ても「かわいい」と思う雑貨をピックアップして、論理的に(?)語りつくすブログ。”をお送りします。
『kraso[クラソ]』のブログ(kraso編集部のブログ)のこれまでの「男にとっても かわいいもの?」をご覧になるにはコチラ。
第4回 「さくさくニードルフェルト ふんわりいやされる森の動物たちの会」
★「さくさくニードルフェルト ふんわりいやされる森の動物たちの会」
山村:ここらで、動物流れということで、この動物に行くのはどうでしょう。
フェリシモ担当者:そうですね。本当はキットでお届けするもんなんですけど、今日は完成見本もお持ちしました。
山村:うわー! ちょっとこれヤバくないですか! かわいい!
山下:あっウサギだ! 僕、実は以前フェルト細工を取材に行ったことがあって、実際に自分でやったこともあるんですよ。
山村:どうでしたか?
山下:ぜひともやっていただきたいですね、男の人にも。
山村:いわゆる編むとか、縫う感覚とは違うんですか?
山下:そうですね、フェルトっていうのは……編み方みたいなものは必要ないですよね。ひたすらニードルで突っついて絡ませてフェルト状にしていく感じですよね。実は30cmくらいのテディベアを作ったことがあるんですけど。それはもう面白かったですね。一日中音楽聴きながら、少しずつカタチができて、楽しいですよ。同じようにずっと突いていってカタチを整えていく作業って、頭がからっぽになりますしね。
山村:普段、頭を使う事が多い仕事だからこそ。
山下:そうですね「あれもやって、これもやって」みたいなことが多いので、そういのは置いといて(笑)みたいな。だから、一番楽しいのは過程じゃないですかね。できあがっちゃうまでが楽しい。
山村:なるほど。
山下:あと、これは割と自由度が高いのもいいですよね。
山村:確かに、ちょっとした目の位置でも全然表情変わってきそうですよね。
山下:そう、プラモデルみたいなカチっと決めていく感じではないので。手順はちゃんと書いていながらも、やっぱり数ミリ単位で変わってくるのは当然のことですから、それで結果的には自分だけの一個ができるっていうのはいいですよね。そして例えば、お嬢さんがいるお父さんなんかはそれを娘さんにあげれば悪い事はないと思いますがねぇ。非行をやめますよ、将来(笑)。
山村:誰かにプレゼントするのはいいですね。
山下:絶対もう一回やりたくなってくるんですよ。「今度は自分用に」って感じで。
山村:じゃあ、ちょうどその頃にまた次が届くみたいな(笑)。
コラムに登場した商品じはこちら
「さくさくニードルフェルト ふんわりいやされる森の動物たちの会」
★ 「小さなマトリョーシカがみんな入っちゃうフェルトポーチ」
フェリシモ担当者:こちらは、でき上がりのサンプルをお持ちできなかたっんですけど……。
山下:あ、これね! これはいいですよねぇ。マトリョーシカ、好きなんですよ。日本でいうところの、こけし。こけし好きなところはなかなか理解してもらえないですけど……(笑)。
山村:そうですか? こけしはダメなんですか?
山下:こけしは地味な印象だけど、マトリョーシカは人気ありますからね。
山村:こけしよりはポップですよね。
山下:本当はこけしもいいんですけどねぇ……まぁマトリョーシカの話をしましょうか(笑)。
山村:そうしてください(笑)。
山下:これはねぇ、アイデアも素晴らしいし、純粋に作ってみたいと思いました。やっぱり自分使いはむずかしいかなと思うので、奥さんにあげるのかな?
山村:なるほど、プレゼントする。
山下:うん……男性の場合、お嬢さんや奥さんにあげるくらいがちょうどいいですね。想いを寄せてる女性にあげるのは危険かも(笑)。「手づくりです」って、ねえ(笑)。
山村:ひと針、ひと針、想いを込めて(笑)重いですよね。けど、この抜けた感というか、とぼけた感、この味わいのようなものが確かにちょっと普通のファンシーとは違う路線のかわいさですよね。
山下:ロシアはそういうものがいっぱいありますからね。ちょっと間抜けな感じのかわいらしいものが。あと、色も素晴らしい。
山村:ちょっとくすんだ、ロシアの歴史を感じさせるような色使いですよね。
山下:あっ、メジャーもあるんだ。
山村:メジャーもありますね。メジャーとピンクッションとストラップ。大きさに合わせてどんどん用途が変わってきてるってことですよね。それが全部このポーチに入るという。しかもそのキットは全部作るという(笑)。すごく遠い道のりですが……。
山下:いや、だからさっきと同じですよね。そこが一番おもしろいところなんじゃないんでしょうかね。
山村:微妙に違ってきちゃうという?
山下:あのね、こけしの絵付けをやったことがあるんですけど(笑)。
山村:ああ、同じ世界(笑)。
山下:描くパーツは全部同じなんですよ。だけど人によって全然違うし、その時にちょうど小学生達が描いたこけしもあったんですけど、もう自由で。
山村:山下さん的なアレンジポイントはありますか?
山下:顔ですね。やっぱり顔が命なので、自分の好みに1ミリ単位でやっていく。そこが一番のヤマ場でしょうね。最後の最後に目鼻をつけて「キマった!」みたいな(笑)。
山村:ある漫画家さんが、背景とか……顔以外は全部アシスタントさんが描いて、最後、目だけ入れるって話を聞いたことがありますが。
山下:「先生! 命をいれてください」みたいな(笑)。
山村:そうそう、それに近いものがあるんでしょうかね。
山下:あと、マトリョーシカはいくつも中に入っている、あの入れ子であるということが重要です。これも、その仕組みを生かしているのがアイデアとして素晴らしいと思って。この中から、これがコロコロでてきたら……。
山村:グッときますよね。
山下:絶対、最後まで開けちゃうでしょう。開けずにはいられない。
山村:ただの図案の魅力ではなく、考えられていますね。
山下:あと型紙があるんだったら、縮小コピーをかけて小さいサイズのものを作ってもいいですね。そうすれば、ポーチで入れ子ができる!?
山村:なんだか、楽しそうですね(笑)。
コラムに登場した商品じはこちら
「クロスステッチで作る お裁縫道具になった小さなマトリョーシカの会」
「小さなマトリョーシカがみんな入っちゃうフェルトポーチ」
※webでの商品掲載が終了した場合リンク切れとなります。
★「サジュー エッフェル塔デザインのはさみ」
山下:欲しいと思いながらも、実はずっとなかなかいいはさみに出会えなてなかったんです。
山村:そうなんですか。
山下:切れ味もそうなんですけど、やっぱりかわいいに越したことはないですね。タカモリ・トモコさんという編みぐるみ作家さんに編みものを習っていたんですが、女性のきれいな手で、チョンと糸を切ってる様子がとても素敵なんですよ。
山村:いいですね。より「切る」という行為を楽しめそうですね。
山下:そう。はさみを探して、手に取って切るというのは、ちっちゃなストレスのように思えるんです。そんなときにこういうハサミを使うのは、ぜんぜん気持ちが違う。そもそも、自分専用の糸切りばさみを持つっていうこと自体いい。
山村:マイ・糸切りハサミですね(笑)。どうですか? 実際、手にとられてみて。
山下:いいですね。ほっそい糸が切れるんでしょうね(笑)。
山村:実際に切ってみてはどうですか?
山下:チョキチョキチョキ……ああ…いいですねぇ(笑)。
山村:こう見てると、すっごいマニアックな世界です(笑)。
山下:本当にいいんですよ。いいんですけど、それでいいんですか?ね。男がかわいい糸切りハサミによろこんだりして(笑)。
山村:いいんです(笑)。
山下:でも、こういものってね、なくさないと思うんですよね。
山村:あー確かに。気をつけそうですね。
山下:値段もそうですが、自分との距離感をちゃんと持ってるものは「なくしたくない」って気持ちが強く働くと思うでしょうし。何か切ろうという時にこのハサミを手に取る時の気持ちと、別のハサミを取る気持ちとは違いますよね。「絶対に糸以外は切らない」って決めたりね。
山村:それはなんか主張してますよね。
山下:空切りはしない!っていう。
山村:空切り(笑)。
山下:いや、本当に良くないらしいですよ。はさみの空切りは…チョキチョキやるのは。
山村:刃が傷むとか、そういう事ですか?
山下:やっぱり刃物の鋭利な部分がこすれ合わさる道具だから、徐々に切りにくくなるらしいです。
山村:じゃあ、ムダにチョキチョキはできないですね。
山下:こういうものだとお手入れしようという気にもなりますよね。
山村:はさみもそうですけど、ペンも本当に安いものだと無くしがちなものですよね。もう何回もなくしているんですけど。というわけで、強引ですが、次にペンの話にいきましょうか(笑)
コラムに登場した商品じはこちら
「サジュー エッフェル塔デザインのはさみ」
※この商品の販売は終了しました。
いかがでしたか?第6回の記事は“ペンの話”へと続きそうですが、続きは、『kraso[クラソ]』のブログ(kraso編集部のブログ)でご覧ください。
普段と少し違う目線のコラムでしたが、男の人がどんな風に感じるのか?の一端を垣間見る読み物としてはご覧になれるのではないかな??と思いますが、実際に手づくりもしてみていただけるとまた違ったコラムが生まれるかもしれませんね。
手づくりって、やってみる!作ってみる!!と、その楽しさ、おもしろさ、素敵さを実感できると思います。「クチュリエクラブ」の会員誌『クチュリエの種』では、“男子手芸部”を不定期で掲載しています。連載のために手づくりに挑戦してみると、慣れないものは苦労して製作するのですが、それが大きいほど完成した時の喜びも大きくなるようにも思います。それでもまだまだ初心者系キットにしか手をのばしていませんが、先日は「見て見て! 私にも作れたよ! 簡単かわいいペアシュシュセットの会」のアレンジ作品にチャレンジしました。結果は、クチュリエクラブの会員誌『クチュリエの種』と、また機会があればこの「クチュリエ・ポケット」でもご紹介したいと思います。
※webでの商品掲載が終了した場合リンク切れとなります。
それから、このコラムでコラボしている「ほぼ日刊イトイ新聞」には、フェリシモの社会文化活動のひとつ『フェリシモ ハッピートイズプロジェクト』であみぐるみのデザインをしていただいている、作家のタカモリ・トモコさんも活動していらっしゃいます。あみぐるみが好きな方、編みものが好きな方、ハッピートイズプロジェクトに参加されている方など、手づくりが好きな方はぜひのぞいて見られてはいかがでしょうか?
●タカモリ・トモコと男子あみぐるみ部
●高森共子さんと、あみぐるみ。
もうすぐ2009年も終わり新しい年を迎えることになりますが、みなさまは今年一年どんな年でしたか? そして来年はどんな年にしたいですか?
今年一年『Couturier[クチュリエ]』をご愛顧いただき誠にありがとうございました。
もうすぐやってくる2010年が、みなさまにとって、素敵な手づくりと共に素晴らしい一年になりますよう心からお祈り申し上げます。どうぞ良いお年をお迎えください。
以上“ケンタロウ”でした。



![Couturier [クチュリエ]手づくりからはじまるわたしらしい暮らし](http://www.felissimo.co.jp/couturier/v9/images/header/title.gif)








