おとめ日記/陶芸家のアトリエで
ボンジュール、“おとめ”です。
フランスの夏、フランス人はみんな田舎で過ごすので、リヨンの夏は空っぽです……。
このバカンスシーズンに入る直前がさくらんぼの季節ということで、リヨンの近くの村に住む陶芸家の友人の自宅兼アトリエでさくらんぼ狩りを経験させてもらいました。
(画像をクリックすると大きな写真が見られます)
庭は本当にさくらんぼの木だらけで、どこから採ったらいいのやらとわくわく! かごを持ってきたけどどのくらい採れるのかしら……。ひとつひとつていねいに採らないと、きれいなさくらんぼも落ちてしまいます。
採り始めること1時間で、さくらんぼで箱がいっぱいになってきました。
食べながら採りながらの連続なので、おなかも満足。
このさくらんぼの木の持ち主は、友人の陶芸家。
庭には彼の作りかけの作品がたくさん。
陶芸はもちろん「土」が大事ですよね。だからこそ、「土」と直接ふれ合うことができる田舎に住んでいるんだとか。
薄暗い部屋の中もすべて彼の作品。本当に陶芸に対する彼の情熱が伝わってきます。
田舎で本当の自然と向き合いながらできあがるひとつひとつの作品は彼の生き方そのもので、おとめはすっかり感激してしまいました。
部屋の中も彼の作品でいっぱいです。そして彼の庭に咲くあじさいがちょこんと飾られています。雑多に物が置かれていて、「きれい」とは言えないこの部屋。でもそこには本当の「美」と呼べる美しさだけがきちんと並べられている気がします。
あふれる日の光、花の可憐さ、窓際の緑のにおい……すべてを愛おしく思う彼の気持ち自体が作品に表れていて、彼の哲学そのものが作品であり、それがこの自宅兼アトリエから感じられておとめは胸がいっぱいになりました。
そんなことを考えながら採っていたら、こんなにたくさんのさくらんぼに!
これでさくらんぼコンフィチュールでも作ろうかな、なんて考えながら貴重な田舎での一日が終わりました。
みなさまは、何かを作るときのインスピレーションはどこからですか? そんなに遠くかけ離れたものでなくても、日常に転がっているストーリーや自然の一部も作品を作る手助けになってくれるものですね。おとめもこの夏はフランスの自然を思いっきり感じて報告していきます!
ではまた。



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