かぎ針編みの質問にお答え/こま編みの編み目に穴があきます
こんにちは、『クチュリエ』スタッフの“カオリ”です。
寒い季節は編み物にぴったりのシーズン、いただいているかぎ針編みの質問にお答えしましょう。
※実際の編み図やつなぎ方は、それぞれのキットにセットされている「作り方説明書」にそって編んでくださいね。ここでは、基本的なコトとちょっとしたコツを紹介していきます。
※これまでの「かぎ針編みの質問にお答え」をまとめて見るにはコチラ
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静岡県 わかばマーク さま
最近かぎ針編みに興味がわき、このコレクションをはじめることにしました。編んでいてすごく楽しいのですが、できあがりがいまいち。目と目の間に隙間ができてしまい、きっちり感がしません。こま編みの半分くらいの大きさの隙間があいてしまうんです。とくに2目1度に入れたところは目立ちます。完成品の写真を見るときっちり編めていますよね。なぜでしょうか。
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続いていただいた質問は、
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岐阜県 Y・M さま
とりあえず6枚完成させてふち編みしてつなげましたが、よく考えたら私はマルチカバーを作成したかったので、まだふち編みはしてはいけなかったのでしょうか?とりあえずモチーフ1枚1枚編み、マルチカバーの大きさが決定したら、最終的にすべてふち編みを編むのですか?教えてください。
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わかばマークさまからの質問ですが、いただいている質問の文章だけでは、どの部分にどんな隙間があいているかまでははっきりとわかりません。どうお答えしようかと迷っていたのですが、実はクチュリエスタッフの中にも「こま編みの中に穴ができてしまう!」という人がいたんです。わかばマークさまと同じ状況かどうかはわかりませんが、今回は彼女の編み目にできてしまう「こま編みの穴」を解決してみようと思います。
こちらについては、後でじっくり説明しますね。
もうひとつの質問、Y・Mさまの「かぎ針お花モチーフ」のつなぎ手順ですが、実は以前にお答えしている記事があります。一度ご覧ください。
かぎ針編みの質問にお答え/かぎ針編みの疑問“モチーフのつなぎ方 その1”
かぎ針編みの質問にお答え/かぎ針編みの疑問“モチーフのつなぎ方 その2”
かぎ針編みの質問にお答え/かぎ針編みの疑問“モチーフのつなぎ方 その3”
では、さっそく「こま編みの編み目の穴」を考えてみましょう!
これがクチュリエスタッフNさんの編んだ編み地。
これは、こま編みでぐるぐると編んで作ったコースターです。
2段め、3段めになってくるとそれほど目立たないのですが、1段めに大きな穴があいてしまっています。
「なぜこんな穴が?」と最初は私もとっても驚きました。
どれだけ編み目をジロジロ見ても、編み方を大きく間違えているようには見えません。
2段めの糸が、1段めの糸をぐんと中心から外側の方向に引っぱっているようにも見えます。
確かに、わかばマークさまのおっしゃられるように「2目1度に入れたところ」おそらく増し目をしたところについてでしょう、特にそこに穴があいているようにも見えなくはありません。
とりあえず、Nさんに編んでいるところを見せてもらったところ、まだまだかぎ針編みをはじめたばかりのNさん、編み方は正しいのですが、針の持ち方や左手の糸加減のバランスがなかなかむずかしい様子でした。
まず、私が彼女にアドバイスをしたことは、
●もう少し、全体的ゆるめに編んでみること。
●わから始める、編む前のわをもう少し大きめにすること。(直径5cmくらいに)
編むことにまだまだ慣れていないNさんは苦戦している様子。私の指示通りに試してみたいのだけれど、左手も右手もなかなか思うようには動きません。
「ふわふわにすると、こっちの糸がついてきてしまいます……」
「ゆるめに編もうとすると針に糸が掛かりません」
慣れるまでは「ゆるく」とか「きつく」とか言われても、どこをどうしたらいいのかわからず、パニックになってしまいがちです。
この後も状況を見ながら、彼女にさらにアドバイス、
●1段めのこま編みを、ふわふわさせずにきつめに編んでみること。
●2段めのこま編みは、足が長くなるようにゆるめに編んでみること。
この「こま編みの足を長く」と言うのはどの部分でしょうか。
まず「こま編み」は3つの工程で編みあがります。
つまり、「こま編みの目の頭は、最初に針に掛かっている糸」
★印の糸
「こま編みの足は、引き出した糸」
★印の糸
で、できています。
※厳密に言うと、最後に引き出す部分も一部含みますね。
だから「こま編みの足を長く」という場合は、
「2)糸を引き出す」のところで、少し長めに糸を引き出してみましょう。
あえて、針を傾ける必要はないのですが、今回はわかりやすくしてみました。通常は針は水平にもっていれば大丈夫です。
こうして編むと、それぞれの段のこま編みがふんわりとして、同じ編み目のサイズでも穴があかなります。
クチュリエスタッフNさんに、もう1度同じものを編んでもらいましたが、今度は穴はほとんどなく、逆に「前みたいに、穴をあけて編んで欲しいんだけど……」とわたしが頼んでも、「そう言われても……」と困ってしまいました。
そこでわたしが想像して、Nさんの「穴のあいた編み目」を再現してみました。
最初にみたコースターの中央と同じような穴をあけてみました。
1段めをゆるく編んで、2段めをきつく編めばこうなってしまいます。
今度は同じ力加減で1段めも2段めも編んでみました。
さぁどうでしょう。
このふたつ、実は同じ仕上がりサイズになるんです。だから普通だと自分の編み方が「標準的なきつさ」だと思ってしまうかもしれませんね。
おさらいをすれば、
今回のNさんの穴は、「1段めのこま編み」がゆるくて伸びやすく、「2段めのこま編み」がきつくてカチカチに編んでしまっていたので、1段めのこま編みの目の頭がグィッとひっぱりあげられてできる穴でした。
かぎ針編みの編み目はもともとたくさんの穴がありますが、その穴は全体の編み目のきつさとゆるさがそろっていれば、糸がふんわりとなって見えなくなる仕組みになっています。
まずはできるだけ、たくさんのこま編みを編んでみて、できるだけいつも同じきつさで編めるようになることがポイントかもしれませんね。
私は、編み物は本当に慣れることが一番の近道だと思っています。
「ちょっとゆるく」とか「ちょっときつく」と思ってもなかなかはじめてさんにはむずかしいものです。とはいえ、肩に力が入ったままでずっと編むのも大変です。
作品を数点編んだところで、一度全体を見てみてはいかがでしょうか。
かぎ針編みには慣れてきたけれど、どうもちょっとおかしい気がする、そんな時は小さな糸のひき加減や、左手の持ち位置をいろいろ試してみるのもひとつの手です。
まだまだ、かぎ針編みのご質問にはどんどんお答えしていきます。
ご意見、ご要望お寄せくださいね!
(お願い)
こまかい編み方などについては、作品やアイテムなどによってお返事が違う場合があります。ご質問いただく場合は、コレクション名とグループ番号の入力をできるだけお願いします。できるだけ的確にお答えしたいと思いますので、ご協力ください。



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