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かぎ針編みの質問にお答え/かぎ針編みの疑問“編み目記号・その3”

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かぎ針編みの質問にお答え/かぎ針編みの疑問“編み目記号・その3”

スタッフの“カオリ”です。
3回めになる「編み目記号」のお話ですが、今日はちょっと視点を変えてみましょう。
※前回の“編み目記号・その1”“編み目記号・その2”はこちら

今回は「引き抜き編み」の読み方から。
「引き抜き編み」の記号は黒い丸。
1_73 

大きくても小さくても、まんまるっぽくても、ちょっと長くても全部「引き抜き編み」です。
「なぜそんなにいろいろな形にするの? わかりやすく統一して欲しい!」と思ってしまいますが、それはできるだけ、どこにどう編むかをわかりやすく伝えるためなんですね。
かぎ針編みの作品は、コースターのように平面のものもあれば、あみぐるみのように立体的なものもあります。それを平面に表示してしまう「編み目記号・編み図」にはいろいろと工夫されているのです。

まず、一番よくある「『わ』から始める作り目に、こま編み6目を編み入れる」で見てみましょう。
2_71
この編み図の順に編むと、「わを作る」→「くさり編み1目で立ち上がる」→「こま編み6目」→「引き抜き編み」となりますが、実際はどこに引き抜き編みを編み入れるかわかりますか?

これは一般的には諸説ありますが、『クチュリエ』のルールでは、
「“こま編みの段にはこま編みの1目め(の頭)”に編み入れる」となっているんですね。それをわかりやすく編み図にアレンジするとこうなります。
3_68
でも、さすがにこれじゃぁ何の目がどうなっているのか読みにくい。そこで、普通に引き抜き編みの目を描くようにしています。
もうひとつ「『わ』から始める作り目に、長編みを10目を編み入れる」場合。
この場合も最後に「引き抜き編み」の編み目記号があります。
4_18

この時、引き抜き編みを編み入れるのは「立ち上がりのくさり編み3目め」です。それを分かりやすく編み図に描くとこうなります。
5_17 

この区別は、『クチュリエ』のキットの作り方説明書には、それぞれ文章で説明がついているのでもっと分かりやすくはなっているのですが、

こま編みの段の時は「その段のこま編みの最初の1目め」に、
こま編み以外の段の時は「その段の立ち上がりの最後のくさり編み」に、

というのが『クチュリエ』ルールになっています。うまくご説明できたかどうかわかりませんが、編み図にはちょっとした暗黙のルールもあるんですよ、ということですね。

もう一度、2つの編み図を見てみると、
2_72
4_19
ちょっとだけですが、引き抜き編みの位置が違うんですよね。
ほんのちょっとすぎて、申し訳ないなと思うくらいなんですが、こま編みの方はちょっと左より(つまり、こま編みの1目めよりに)、長編みの方はちょっと下より(つまり、くさり編み3目めよりに)に描かれているんですよ。

今日はちょっとわかりにくい、話になってしまいました。

ここまでお話しても「何のことを言ってるのかちっともわからない!」っという方もいらっしゃると思います。それでも1段め、2段め、と編むことができているならば、それは正解ですよ。ちょっと強引ではありますが、かぎ針編みに正しいとか間違いはないんですよね。

引き抜く目が少々違っていても、編み地はグイグイ伸びますし、見た目にはほとんど違いはありません。わたしも「ちょっとこの編み地は違う方の目に引き抜こう」とわざと違う方に引き抜き編みをすることだってあるくらいです。
編みものの先生でも「引き抜く目」は「(こま編みでも、長編みでも)いつでも立ち上がりの目に」とおっしゃられる方もいらっしゃいますし、「引き抜き編みの編み目が目立つから」という理由でそのまま引き抜かずにぐるぐるとらせん状に編む方もいらっしゃいます。

もし迷ったら、「この目に引き抜くのかな?」と思いながら一度編んでみてください。そして、ヘンかも?と思ったら、一旦ほどいて「もういっこ手前の目」とか「もういっこ向こうの目」とかに引き抜き編みをしてみてください。
ご自身が「この時の編み目がわたしは好きだな~」と思うところで大丈夫です。『クチュリエ』の作り方説明書では「一般的に見て、できるだけ多くの方がキレイな仕上がりだと思う目」を選んで解説していますが、好みは人それぞれですからね。

今回は、いただいている質問にひとつお答えを。

広島県 らひ さまよりコメントをいただきました。
「こま編みや長編みの説明を見ていると、糸は「1本」ひっかけているように見えるのですが、動画や写真を見ていると「2本」ひっかけていました。」

らひさまが「2本」とおっしゃっているのは、糸を針にかける時の『かぎ針にかかっているように見える本数』のことでしょうか。
もしそうであれば、一般的な説明などでは「掛けやすいよぅにかぎ針の先を回転させる」のでその瞬間は2本のように見えますが、「1本」で掛けても結果は同じ状態になるんですよ。もし、らひさまがそのようにかぎ針の先を動かしておられるなら、かぎ針の先は手前をむいているんではないでしょうか。それでも大丈夫ですからご安心くださいね。
6_11 7_7
どちらも引き抜いた時の状態は同じです、ご安心を。

ちなみにこのブログでたびたび登場しているスタッフの“ケンタロウ”も、おそらく針に糸を「1本」ひっかけているように編んでいると思いますよ~、右の手のひらがパタパタと動く編み方ですね。

※“かぎ針編みの基本”を動画でご紹介していますよ。こちらからご覧いただき、ぜひ参考にしてみてくだいね。